朝だけ断食実践はり師の  はらぺこで健康になろう

愛知県あま市 たんぽぽはり灸接骨院 院長 日比朋紀の朝だけ断食・はり治療・日常の雑感

ミトコンドリアであなたも若返り・・

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

今日の午前中は、予約も空いていて時間があるので、

明日のトライデントの生理学の準備をしながら、このブログも書いてます。

 

明日のフォローアップ授業は、栄養素の代謝を行います。

三大栄養素の糖質、脂質、タンパク質を燃焼して生きるのに必要な

エネルギーを作り出す仕組みを勉強します。

 

生きるためには、食事して胃や腸で消化し栄養素を吸収し、呼吸によって二酸化炭素を出して、酸素を取り入れて・・・

 

食べ物を食べれば体は自動的にエネルギーを作ってくれて、人はそこには

意識を取られることなく、すきかってにいろいろできる。

人の体のしくみってすごいですね。

 

吸収された栄養はどこでエネルギーになるんでしょう。

 

それは、人の体を作っている細胞の中にある

ミトコンドリアという細胞内の物体で(ミトコンドリアとは糸状、顆粒状という意味です。)

エネルギーができています。

 

ミトコンドリアに取り入れる形に変化させた

糖質、脂質、タンパク質をミトコンドリアのなかでエネルギーに変えているです。

 

 

諸説ありますが、

 

ミトコンドリアは、どうももともとは生物として独立した存在だったようです。

1967年にボストン大学のリン・マーギュリスが発表した「細胞内共生説」というものがあり、

ミトコンドリアなるものがどうして細胞の中に存在しているかを説明するしていますが、

 

簡単に言うと、生命の進化の過程で

 

生命にとってほぼ唯一のエネルギー源であるATPを生産してくれる都合の良い生物だった

ミトコンドリアを、生命誕生初期の生物が、体内に取り込んで、

新しい形式の生命へと進化した。これを「細胞内共生説」というようです。。

ミトコンドリアは、酸素を利用してブドウ糖を二酸化炭素と水に酸化分解して、

そのとき、この反応によって生じるエネルギーの差をATP(アドノシン三リン酸)

という物質のエネルギーに変換するという全く新しい能力を持っていました。

 

ミトコンドリアが独自に細胞分裂で増殖できて、独自のDNAを持っていることも

この細胞内共生説のゆえんかもしれません。

 

ちなみに、ミトコンドリアDNAは卵子と精子が受精したさい

精子側のミトコンドリアDNAが消滅して、

 

卵子側のミトコンドリアDNAしか残らないために母方の遺伝情報しか継承しないことになり、

世界中に分布するヒトからミトコンドリアDNAを調べて現在の分布地図から現生人類の起源と

その移動について推察する作業から、

 

大昔のアフリカのある女性が

今の人類の全てのミトコンドリアについての

「母親」であるとの仮説が発表された。

ミトコンドリアイブといって一時期話題になりました。

 

最近ではミトコンドリアは独自に増殖しますので、

ミトコンドリアを増やすことで若返るというような話も出ています。

 

日本医科大学の太田成男教授が

 

「体がみるみる若返る!細胞の中の小器官『ミトコンドリア』をふやす極意を伝授」

 

という文章を寄稿されています。

 

 

近年の研究で ミトコンドリア は健康や老化と非常に深い関係があることが解明されていて

 加齢とともにミトコンドリアは減少していく

 また質の悪いミトコンドリアが増えていき

 

それが老化のスピードにも大きな影響を及ぼすようです。

 

ミトコンドリア の数が不足したり、質が低下すると、作られるエネルギーが不足する。

 

少ないエネルギーはまず呼吸、体温調節などの

生きるために必要な部分に優先的に使われる。

 

その結果、老化防止機能や遺伝子修復などの長寿のためのシステムにエネルギーが十分に回されず、機能しなくなる。

 

それが老化やガンといった病気や認知症につながっているというのです。

 

では

どうすればミトコンドリアが増やせるか。

 

太田教授は 次の方法を提言しています。

  

1 ややきつめの有酸素運動 

 

  有酸素運動とは、酸素を使って脂肪を燃やす運動でランニングなどである。

 

2 寒さを感じること

 

  寒さを感じると、体は「エネルギーが必要だ」と判断し、ミトコンドリアをふやそうとする。

 

  マウスの実験では、12度の水に10分間つかっていると、ミトコンドリアがふえるという。

 

  サウナのあと冷水につかるというのも、体験のなかで体にいいとわかって行っているのかもしれない。

 

3 ミトコンドリアを増やすのには 空腹感が最も大事だという。

 

 太田教授は週に1,2度のプチ断食をすすめる。

 

 たとえば 朝は野菜ジュース、昼はザルそばなどの軽食、夜も軽めの食事というのを週1,2度くみこむ 

 

 また食事には早食いは禁物だといわれる

 

4 ほかに背筋をのばすこと、片足立ちも有功だという

 

 ミトコンドリアは筋肉のなかに多く含まれ、姿勢を保つための筋肉、背筋と太ももの筋肉に多く含まれているようです。

 

1から4の簡単なことで、ミトコンドリアが増えて老化防止できるなら、

みなさん、若返りましょう

 

 

 

 

 

 

いますぐやってみましょう。