生理学問題解説21
いつも読んでいただきありがとうございます。
今日は月一の臨床勉強会で、午後は名古屋です。
はりきゅう国家試験問題 血漿蛋白の問題です。
問題 低蛋白血症時に起こらないのはどれか。
1.浮腫
2.易感染性
3.血液凝固の促進
4.細胞へのアミノ酸供給の減
血漿タンパクと働きは
アルブミン 膠質浸透圧の維持と血管内の水分の保持
γグロブリン 抗体おして免疫に関与
フィブリノゲン 血液凝固作用に関与
低蛋白血症なのでこれらの血漿タンパクが少なくなったとして
アルブミンが少ないと血管内に水分を引き込む力(膠質浸透圧)が弱くなって
血管外に水分が多くなる 浮腫になります。
α、βグログリンが少ないとアミノ酸供給が減ります、
γグロブリンが減ると抗体が減る 免疫落ちる 感染しやすくなります
フィブリノゲンが減ると血液凝固能が落ちます
答え ③ 血液凝固の促進ではありません