東洋医学のはなし 6 心タイプの陰タイプ
いつも読んでいただきありがとうございます。
今日は治療院は午前中で終了です。
午後は事務作業で治療院にこもります。
心タイプの陰のタイプ(心虚証)の人の個性
心虚証の人は血の気の乏しい顔色で見るからに
生気と活力が不足したタイプです。
食べ物の偏食も多く、血管は細く青くすけ舌は淡色です。
性質は落ち着きがあって自分をうまく表現しますから、親近感がもてます。
反面決断力に欠け迷いも多く、案外冷たい面も持ち合わせています。
物事を合理的に考え、安全確実に無理なく世の中を渡る
処世を心得ていて、極端なこと冒険的なことは避け、誠実な安全主義者
として身を守っていきます。
裏を返すと臆病で決断ができないため、大きな障害に
あうと迷いが出て案外もろさがでます。
病的心虚証の個性
虚証の度が進むと味覚に変化があってなんとなく焦げ臭いにおいがしてきます。
性格的に活発な運動や仕事を好まなくなり身体が疲れるのを恐れて
社会的な圧迫や情緒的な衝撃から自分を守ろうとしますので、
第に孤立しがちになります。
物事を悲観的に考えたりちょっとしたことでも気にする不安定な精神状態になってきます。
神経系疾患、消化器、呼吸器疾患になりやすいといわれます。
(参照 五行運命力学 東洋医学の理法 経絡治療講話)