24節気72候 季節に対する感性の豊かさ
いつも読んでいただきありがとうございます。
日差しはかなり強いですが
窓全開と扇風機でエアコンをつけずに
大リーグ中継をみながら書いてます。
やや風が心地よい感じがします。
しかし大型台風も沖縄に接近しています。
被害台風にならなければよいのですが。
暦の上では、8月23日は24節気の処暑(しょしょ)でした。
意味は
「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と
暦便覧にあります。
暑さが峠を越えて後退し始めるこという意味です。
太陰暦の季節を現す為に作られたもので
1年を24等分して表現しています。
春分、秋分、夏至、冬至などは有名です。
地球の公転(太陽を一周)360度を24等分します。
春分点3月21日ころを0度として、処暑は345度になります。
24節季は、ほぼ15日で次の節気になります。
処暑から15日後の9月7日が白露になります。
24節気の15日を三等分して
5日ずつにわけて季節を細かく現したのが72候といいます。
最初の5日を初候、次の5日を次候、最後の5日を末候です。
今日8月26日は処暑の初候になります。
処暑の初候8月23日綿柎開わたのはなしべがひらく
綿を包む咢[がく]が開く
次候8月28日天地始粛 てんちはじめてしゅくす(さむし)
ようやく暑さが鎮まる
末候9月2日禾乃登こくものすなわちみのる
稲が実る
処暑の15日を三等分して、それぞれに季節を現しているのです。
季節を現す表現が秀逸だと思います。
昔の人々の自然に対する敏感な感性が
素晴らしいと思います。
この節気が鍼治療にどう関係するかというと、
暦の上での四季で体の状態や脈の状態が変化し
使用するツボがかわり、
24節季ごとにも変化があります。