朝だけ断食実践はり師の  はらぺこで健康になろう

愛知県あま市 たんぽぽはり灸接骨院 院長 日比朋紀の朝だけ断食・はり治療・日常の雑感

舌を見て自分の体を知る その2

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

今日も東洋医学の 舌のお話 その2です。

 

舌の表面に付いている白いカスのようなものを

舌苔(ゼッタイ)といいます。

舌苔はおもに舌の角化物からできています。

健康な人の舌の表面には、薄い白い苔があります。

働きは十分に解明されていませんが、

口腔内の生態系の維持や

舌の味覚を感じる部分の保護をしているという説もあります。

 

その苔の状態が体の状態を反映しています。

 

舌の表面が見えないぐらい厚い苔の場合

胃腸障害や重い病気の時です。

 

しっかり付着した取れにくい厚い苔は 厚膩苔とよばれ

豆腐カスをのせたような、軽くこすると取れるのは腐苔といい、

いずれも過食による

胃腸障害が起きていること表しています。

重い病苦の際も苔は厚くなります。

 

舌苔が薄く、ほとんど無い場合

舌苔がまばらで均一ではなく、部分的に

苔のないところがあるのを 地図状苔といい、

これは体液が不足気味で抵抗力が弱く虚弱体質の人に多く

アレルギー体質の人にも見られます。

 

苔の色に関しては

 

舌苔が白い

白いのは基本的に健康です。

体が冷えている時も白くなりますので、冷え寒さ

疲れやすさなどの症状を加味します。

 

舌苔が黄色い

体または胃などの一部に熱があることを表します。

風邪による高熱、過食による熱性の胃炎をおこしていると

黄色くなります。

 

舌苔が黒っぽい

高熱をだして体力が極端に落ちると

舌苔は黒味を帯びてきます。

極度の危険な冷えの時も黒っぽくなるので、

要注意です。

 

舌苔ではありませんが

舌の裏側を見て

血管が黒紫色に膨らんで、くねくね蛇行している場合

血液の汚れによる血行障害です。

生活習慣病になるりすくがあるので、

食習慣、生活習慣の改善を急ぎましょう。