低カリウム血症
いつも読んでいただきありがとうございます。
久しぶりにお会いした知り合いの方
1ヶ月ほど前、胃腸の調子が悪く
食事が取れない状態が続いていて
急に足が麻ひして動けなくなったらしいです。
救急車で病院に運ばれて、
検査の結果、重症の低カリウム血症だったそうです。
カリウムは98%が細胞内に存在して、
2%が血液中ですが
この2%のカリウムが細胞を調節する上で
とても重要で、2%が乱れてくるとさまざまな症状が
現れます。
通常であれば問題ないですが、
拒食症、大飲酒などに伴う偏食、頻回の下痢、嘔吐
の時は注意が必要で、
症状が出やすいのは、骨格筋、心筋、消化管、腎臓
軽度であれば、脱力感、筋力低下、悪心、嘔吐、便秘、多尿、多飲
重症の場合は、四肢麻痺、呼吸筋麻痺、不整脈、腸閉塞
怖い症状です。
話を伺った方の場合は、
重症で、点滴によるカリウムの補充しかできず
血中のカリウムを急には上げれないので、
1ヵ月入院点滴治療だったようです。
カリウムはたとえ取りすぎたとしても尿中に排泄されるので
通常の食事であれば過剰になることはありません。
植物性、動物性あらゆる食品に豊富に含まれています。
よりフレッシュなものの方が含有量は多いです。
カリウムは煮る調理法で30%ほど消失してしまいますので
サラダや味噌汁、スープなど具と煮汁が一緒に取れるものがいいです。
大豆、いんげん豆、きざみ昆布、ひじき、アボガドなどが含有量が多いです。
拒食、偏食、多量の飲酒、嘔吐・下痢が続いている場合
脱力感があれば要注意です。