朝だけ断食実践はり師の  はらぺこで健康になろう

愛知県あま市 たんぽぽはり灸接骨院 院長 日比朋紀の朝だけ断食・はり治療・日常の雑感

気力がみなぎる日にしてみよう

いつも読んでいただきありがとうございます。

 

昨日のブログで人間の体を構成する最小単位の

原子はすかすかという話をしました。

 

今日はそのすかすかな空間に

エネルギーを充満させてみたいと思います。

 

本治法(体の根本を直すという意味)は

体の五臓の気のバランスを整える

愈穴(背中)、募穴(お腹)の硬結を解きほぐすことにより

気の流れを改善し、気力を充実させることにあります。

 

しかし上記は証明されたわけではなく、仮説に過ぎません。

なぜなら、気というものが実証されていないからです。

 

従来の経絡治療および脈診において

証(患者さんの症状)は実証であったり虚証

であったり、患者さんの状態に合わせて 

陰陽に分かれています。

それに対応して治療の証(治療方法)

にも実証であったり虚証があり。

たとえば肝虚証、脾虚証などです。

脈によって判断していました。

 

この実証と虚証

これには、細分があり

陽中の陽 陽中の陰 陰中の陽 陰中の陰

の4パターンに細分されます。

理論はやや複雑です。

 

しかしもっとシンプルに考えます。

この虚実・陰陽というのは

人の表面的な一時的な状態にすぎません。

その日その日の変化であり

エネルギー(気力)をどれだけ補充できるか

どれだけ足りないかの指標に過ぎません。

 

治癒の本質は気力がみなぎる、

または気力を補える

エネルギーが補充できる体に戻すことです。

 

たとえば、

乾いたスポンジを水を浸すとスポンジは水を含くむことができます。

スポンジに弾力がなく硬くしなびているのと、

弾力がありふわふわなものでは

含む水の量が変わってきます。

 

吸い込める水がエネルギー(気力)です。

 

硬くしなびたスポンジを弾力があるふわふわした

スポンジにしていくのが、本治法であり

鍼治療です。が鍼治療に限らず、アロマ、ヨガ、

瞑想、笑い。すべてが本治法といえます。

 

本来はシンプルなのだと思います。

アプローチの方法は違いますが、

患者さんが空間に充満するエネルギーを

たくさん得られるような体にすることは

同じだと思います。

 

ちょっと実験してみましょう。

空間に空気以外にエネルギーが充満していると

想像してみてください。色や匂いはしませんが、歩くたびに

エネルギーをかき分けていくほど充満しています。

空気を吸い込むたびにそのエネルギーが

昨日お話した、

自分の体を構成している原子核と電子の間の

すかすかの空間の中に

充満していくイメージを想像してみてください。

 

体の隅々まで力がみなぎってくる。

 

そんな感覚が味わえ人はスポンジが

やわらかなひとです。

 

植物の近くで行うとより

充満感があると思います。

 

今日一日気力がみなぎる一日にしてみましょう。