東洋医学のはなし 12 肺タイプの陰タイプ
いつも読んでいただきありがとうございます。
五行の体質も4つ目が今日で終了で、後は腎タイプの一つです。
自分のタイプがわかるとどう養生したほうがいいか、どんな疾患に注意したほうがいいか、
健康面や人間関係などもわかってきます。
じっくりやって行きましょう。
肺タイプの陰タイプ(肺虚証)の人は
呼吸が浅く、肩で息をしたり、口で呼吸をし寒がりで
風邪をひきやすい傾向にあります。胃腸も弱い。
若い人でも若々しい精気に欠け若年寄りのようです。
布団を頭からすっぽりかぶって寝たり、うつぶせになって寝たりする、やせ形の神経質タイプです。
爪半月(小爪)もなくて、皮膚カサカサしていてう潤いがありません。
食べ物は脂っこいしつこいものは好まず。
どちらかというとさっぱり系、辛いものを好みます。
肺虚証の人は、温かい思いやりと同情心がありますが、
割合理性的で自我意識が強く、他人に影響されたり左右されたりするのを好みません。
マイペースを貫くタイプですが、おとなしくでしゃばることもない被支配者的な小心者です。
スポーツなど活動的なものより、研究、文化活動を好みます。
肺虚証の人は疲れやすい体質です。
病的肺虚証の人の個性
肺虚の度が進んでいくと
呼気に力がなく声もよわよわしく気魄が失われて
何をするにもおっくうになり、憂鬱で人生を楽しまず
憂いのため息だけが多くなります。
横になるのを好み、いろいろな事に気をもみます。
呼吸器疾患、痔疾患、腎臓疾患に注意が必要
(五行運命力学 経絡治療講和)