血液は腸でつくられる?
血液は腸で作られる?
腸で血液が作られるなんて初耳ですよね。
これは千島喜久男博士(岐阜大学学芸学部・生物学教室主任教授)が
1973年「千島・革新の生命医学全集」
で発表されたのが腸造血理論です。
腸粘膜で、消化された食べ物ものを元に
血液がつくられるという理論です。
千島学説とは
・血液は小腸の絨毛で造られる説。
(現代医学では、血液は骨髄から造られるという考え)
・細胞は、赤血球が変化したものという説
(赤血球がすべての細胞の元になるという考え)
・赤血球と各種細胞や組織との間の可逆的分化説
(食事があれば 食事→赤血球→細胞 食事がない時 細胞→赤血球)
がんなども、内容の悪い食事によって腸できたない血液{変形したもの)
がつくられてそれが体中を回っている間に慢性炎症を起こしてがんが発生するとしています。
一方、断食などで食事がら赤血球が作られないと体の組織から可逆的に
、腫瘍などをふくめた組織から 赤血球に分化するとしています。
そうすると、昔から行われている断食療法でなぜ体が健康になるのかがわかります。
ストレス(東洋医学で言う内因七情 怒・喜・思・憂・悲・怖・驚)などで赤血球が変形するという報告もありますので、食事や健康に気を使っているのにがんになってしまった、という方は長年のストレスによる変形した赤血球が長年体中をめぐって慢性炎症をおこしてがんになってしまったのかもしれません。
千島学説の特徴として、現代医学の常識とは全く異なる
ため、発表当時も今もタブーな理論です。
東洋医学を学ぶ人間から少しずつ支持されてきています。
東洋医学で臓腑の関係は、心と小腸は表裏一体の関係ですので、
東洋医学を構築した大昔の人たちには感覚的に理解していたのかもしれません。
千島学説の8つの原理
第1原理‥赤血球分化説
第2原理‥赤血球と各種細胞や組織との間の可逆的分化説
第3原理‥バクテリア(細菌)やウイルスの自然発生説
第4原理‥細胞新生説
第5原理‥腸造血説
第6原理‥遺伝学の盲点
第7原理‥進化論の盲点
第8原理‥科学研究の方法論としての心身一如の生命弁証